ニューヨークタイムズのベストセラー『BEYOND ORDER』では、「人は文章を書くことによって、感情的にも知的にも人格的にも成長できる」と述べられています。
人は思考する生き物で、日常的に数万回の思考をしていると言われます。
でも、単に「思考していること」と、その思考が「まとまっていること」との間には大きな隔たりがあります。
私たちの思考は思っている以上にまとまっておらず、中身のないものが多いそうです。
それを中身のあるモノにするにはどうすれば良いのか?簡単です。
1.書き出す
2.人に見せる
この2つで中身のあるモノに変えていくことができます。
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頭の中では確かに何かがあるのに、それを言語化できない、言葉にして表すことができない・・・ということはよくあります。
「モヤモヤしている」「なんだか不安だ」という曖昧な表現をしている人はまさにその状態かもしれません。
そこでいったん立ち止まって、頭を落ち着かせ、絞り出した何かを書き出そうと努めると、徐々に輪郭がはっきりしてきます。
また、人に自分が考えていることを伝えようとすることで、さらに考えはまとまっていきます。
会社では、社長(トップリーダー)を始めとして、各リーダーたちは社内メンバーに向けてメッセージを書いたり、顧客に向けて文章を執筆したりします。
もちろん、そうすることは社内メンバーや顧客のためもあるのですが、一部ではそうすることで自分の考えをまとめている面もあります。
このブログだってそうです。
書いて、他人に見せることで、自分の考えをまとめている恩恵を授かっています。
そうやって自分の考えがどんどんまとまっていきます。
思考を思考止まりにせず、一歩進めて「まとめる」というアクションを起こしてみると、きっと人生は好転していくと思います。