人の目は前を向いているので後ろを見ることはできないし、真横を見ることもできません。
だから、後ろを見てくれる人(背中を預けられる人)がいると助かるし、さらにもう一人がいれば全方位360度をまんべんなく見張ることができ、より安心できます。
組織ではトップ一人ですべてをまかなうことは難しく、経営/営業/内部管理の三者三様の仕分けをすることで業務効率と効果が増します。
毛利家の「三本の矢」の話は有名で、矢が一本でも二本でもなく三本だったから(三兄弟だったから)こそ結束して強くなれたわけです。
このように「3」という数字はけっこう重要です。
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数学で「三本足の椅子はガタつかないが、四本足の椅子はガタつく理由を説明せよ」という問題があります。
(正解はこちら→ http://okwave.jp/qa/q457810.html )
一本でも二本でも不安定、四本五本でも不安定・・・、一番良いのは三本で支えることのようです。
中小企業の事業ポートフォリオも同様で、大企業のように事業の柱が五本も十本もあってはかえってうまくいかないかもしれません。
むしろ、集中的に強い柱を三本に定め、柱を増やすことよりも太く長くすることを考えるほうがベターだと思います。
そして、その柱が弱ってきたら新しい柱を「追加」するのでなくて、別の新しい柱に「差し替える」ことを意識してあくまで三本でいく・・・。
いずれにしても、いろんな局所で「3」という数字を意識しておくと物事は改善していくかもしれませんね。