稼ぐということは、誰かがその分お金を払っているわけで、つまりは 「お金を払う人」がいなければ「稼ぐ人」というのも存在しないと言えます。
お金を稼ぎたいのは誰でも同じですが、そのためには「お金を払ってくれる人の気持ち」を考慮することは大切です。
お金を支払う側にとって一番いいのは「後払い」です。しかも「効果を確認してからの後払い」が一番安心できます。ここで言う安心というのは「損をしない」という意味です。
次に安心なのは、商品と交換時に払うやり方で、つまり「同時払い」です。そして、お金を支払う側にとって最もリスクが高い支払い方は「前払い」です。
特に、商品やサービスの納品までの時間がたくさんあるほどリスクは大になります。
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事業者として、お金を稼ぐ立場にある人はその背景お金を支払う人がいて、そうした人たちが本来望んでいるのは効果確認後の「後払い方式」であることを理解しておくことは大切です。
そういうビジネスモデルをつくれたなら、きっと他社にくらべて差別化ができると思います。
差別化がうまく機能すると、事業もうまく運びます。
逆に、前払い方式で結果として顧客満足を得ることができなかった場合には、その事業はほぼ間違いなく衰退・凋落していきます。
顧客の悪評が立ち、顧客集めが厳しくなるからです。
中間をとった「同時払い方式」がスタンダードであり、双方にとって安心しやすいやり方です。
これを当たり前だとは思わずにリスクを自分側が背負って相手側にはなるべくリスクを軽減してあげるようなやり方を研究すると発展性が高くなると思います。