名経営者と聞いてイメージすることは、「単に経営力が優れている」というよりも「赤字の会社を黒字に転換させた」とか、「数十年連続で業績を伸ばしている」といった感じだと思います。
加えて、世間の評判が良い人であることも大事な要件の一つだと思います。
いずれにしても、名経営者と呼ばれる人の大きな特徴は「再現性が高い」ことだと私は思っています。
では、なぜ名経営者は再現性を高くできるのか?
それは、経営においてある種の「型」をご自身で持っていらっしゃるからだと思います。
それは「利益を出すためのマネジメントの型」です。
そして、その作り方(構築の仕方)も熟知されているので何度でも再現できるのだと思います。
利益を出すためのマネジメントの型・・・ある種の事業構造の作り方・・・すなわちそれこそが「ビジネスモデル」です。
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経営コンサルタントの中でも、まず依頼のあった会社の「事業構造を見る」ことをする人は優秀なコンサルタントです。
その会社のビジネスモデルが適切な稼働をする「型」になっているかどうかを最初に探ろうとするわけです。
どんな事業でも、そこができでていないと土台が崩れます。
収入の源泉はどこにあるのか?
キャッシュを生みだすポイントはどこか?
強みは何か?
・・・といった類のところにメスを入れます。
だから名経営者と呼ばれる人は、どんな業界の会社経営に携わってもキチンと同じように結果を残すことができるのだと思いますし、それができない人は名経営者とは呼べないのだと思います。