企業にはそこで働く従業員を評価する基準や定めなどがあります。
ところが、ワンマン社長やブラックな企業では、そうした評価制度がない場合もしばしばです。
評価制度がない、ということは客観的基準がない中で、誰かの主観のみで評価されます。
つまりは「好き嫌いで評価される」ということです。
誰か(多くの場合は社長)が鉛筆舐め舐めしながら給与・賞与を決めたり、昇格・降格・左遷等を決めます。
これは「人で人を評価している」状態で、組織経営ではあってはいけないことです。
「人」で「人」を評価してはいけない!・・・ですね。
人が自分の「主観」で「他人」を評価するのではなくて、人が「仕組み(制度)」で「仕事」を評価するのが組織経営では必要です。
「仕組み」で「仕事」を評価する・・・これが大事です。
仕組みは誰が見ても客観的に理解できます。
仕組みとはすなわち「制度」であり、「基準」であり、予め共通認識されているべき事実でもあります。
ワンマン経営/独裁経営に陥らないように、従業員の評価を何をもってしているかを再確認しておくことは、リーダーの立場にある人にとっては大事なことだと思います。