「目は口ほどにモノを言う」という言葉がありますが、その人がどんなに美辞麗句を並べ立てても「目」が怪しい光を放っていれば聞き手は疑いの意識を抱き始めます。
本能的に「何となく怪しい・・・信じられない・・・」と感じるのだと思います。
また、多くを語らなくても「目」がある方向を向いていると他者はそれだけでその人の言いたいことを感じ取ることもできます。
言葉も大事ですが、その人の目つき/姿勢も重要です。
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毎日遅刻してくる人が時間の大切さを語っても、誰も、真剣に話を聞きません。
太った人がダイエット方法を説いても説得力がありません。
他人の話を聞かないリーダーが「聴くことの大切さ」を語っても耳を傾ける部下はいません。
キャッチコピーばかりキレイに並べても・・・、借り物の理念を物知り顔で語っても・・・、見ている人はすぐにわかります、その人が信じるに値する人なのかどうかを。
「なに」を言うかより「なに」をやって来たか?がモノを言います。
信頼は一日では作れません。
信頼は言葉だけでも作れません。
行動は言葉より重いです。
言葉だけよりも行動が伴うことで真実味が増します。
あの人、全然信じてくれないんですよね・・・と嘆く前に、自分がこれまで「なに」をしてきたか?を胸に問いかけるくらいの姿勢と覚悟が大切です。
リーダー諸氏に限らず、すべての人においてこうした表面的なことよりも本質的なことが大事だと気づくことが必要だと思います。