
人間というのは、時間に追われたり切羽詰まっているときにはロクな思考が生まれないものです。
「あ〜やっちゃった!、失敗したなぁ」というときの多くは、焦っている時や時間に追われているときに起りやすいものです。
大切なのは「余裕」であり、「ゆとり」であり、「平穏」です。
金銭面においても同様のことが言え、金銭的に余裕・ゆとりがあるときは焦ったり不安になったりせず、正常心を保ちやすく平穏に暮らせるものです。
また、「アイデア」というのも、緊張状態が続いているときに出てくるわけではなく、精神的にも時間的にも余裕ができて、フッ~と一息入れた際に「あ!そうだ!」と何か閃いたりすることが多いような気がします。
「良しっ!いいことを思いついたぞ!」というときは、外を散歩しているだけのときだったり、布団にくるまって寝ようとしているときだったり、お風呂に入ってボーッとしているときだったりします。
そういう意味では、発想というのは切羽詰まったときに出てくるのではなく、緊張がゆるんだときにフッ!と浮かんでくることが多いと思います。
会社の会議でなかなか良いアイデアが出てこないのは「良いアイデアを出そう出そう」と心に緊張があるからかもしれません。
だからこそ、そうした場をいったん終了させ、翌日に再度会議を開くという手法を使うほうが良いアイデアを集められるとリーダーは知っておくと良いと思います。