
若いときは「できるかできないか?」ではなく、「やるかやらないか?」が大事です。
サラリーマンとして働く人もこの発想を持つことが必要です。
新しいことに取り組むとき、つい「できるかできないか?」を考えがちですが、それだと結論は「多分できないだろう・・・」になります。
なぜなら、そのほうがラクだからです。
「やってできない」とソンをしますが、何もしないでいればトクもないかわりにソンもありません。
そうやってサラリーマンは「事なかれ主義」に陥ってしまうきらいがあります。
新しいことは考えれば考えるほど問題が見つかり到達を阻もうとする壁が見えてきます。
減点主義のサラリーマン社会で生きるとしたら、ソンをしたくないという気持ちからつい事なかれ主義に走ってしまうのは生きる術(すべ)として当然なのかもしれません。
だからこそここで大事なのは、リーダーは会社の企業風土を「(減点主義ではなく)加点主義にする」ことであり、また、「(やったもん負けにしないで)やったもん勝ちにする」ことです。
そして、新しいことに取り組むときは「やりたいかやりたくないか?」を考え、もっと言うと「やるべきかやらないべきか?」を優先する思考回路を持つことです。
そして、「やる」と決めたら次は「どうしたらできるか」だけを考えることです。
そうすれば「できること」しかなくなっていきます。
人生でも「これはできるだろうか?」と考えることはナンセンスで、大切なのは「やりたければやってみるだけ」・・・です。
できるかどうかを他人に尋ねるのもあまり意味がありません。
自分がやりたいことの判断を人に任せると、うまくいった場合は他人に依存するようになり、失敗すれば他人のせいにしがちになります。
自分の人生を決めるのは自分だけだという信念を持ち、「やりたい」ことなら「どうしたらできるか」を優先して考えることが大事だと思います。