公的年金は誰かが改革しないと軌道に乗らない

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

なぜ(公的)年金の支給額は上がらないのか?・・・と言うと、原資が足りないからであり、その原因は日本経済が成長しないところに加えて少子化と高齢化が止まらないから・・・・・・だと言えます。

平成に入ってバブルが崩壊してから、日本経済は停滞期に突入し、かれこれ30年弱もの間、GDPは500兆円前後で留まっています。

そうした環境下で高齢化と少子化が進むということは、年金受給者が増えていく(←高齢化)ということに加えて、その年金受給者を支える大事な現役世代が減っていく(←少子化)ということを意味します。

つまり、年金(国の支出)は増えるけど、その給付を支えるための保険料を支払える人が減少する(=保険料収入そのものも減る)ということです。

セオリーでは、単純に減った分だけ保険料を引き上げれば良いのですが、それにも限界があります。

たとえば、サラリーマンであれば給料の金額を超えてまで保険料とするわけにはいきませんし、給料の全額でなくても多額の金額になると(←生活ができない!)サラリーマンなのに生活保護者になってしまいます。

過去のように、経済が成長していた時代であれば年金支給額もどんどん上げることができましたが、今はそういう時代ではない・・・ということです。

年金保険料を多少引き上げても本当に財源が不足するようなら、結局は支給される公的年金の額を下げていくしかなく、したがって年金の支給額を引き上げることなんてありえないわけです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もともと公的年金というのはあらかじめ決まった保険料を積み立てておいて、将来その積み立てたお金(+運用益)を保険料を支払った本人が受け取るという積立方式から始まりました。

ところが、戦後のインフレで積立金の価値が急激に減り、また年金給付が急速に上がっていったために積立方式が機能しなくなり、そのために従来の方式を変えて現役世代の保険料をそのままその時代の年金受給者への財源にするという賦課方式にしたわけです。

積立方式のほうが公平です。

ただし長寿リスクには対応できません。

賦課方式は長寿リスクには対応可能ですが、公平ではありません。

そもそも平均寿命が60歳くらいの時に作られた年金制度を平均寿命が80歳とも100歳とも言われる現在・未来の時代に当てはめようとすることに無理があると思います。

公的年金は誰かが改革しないと軌道に乗せることはできないと思いますが、どんなことでも改革・変更のときには反対勢力/抵抗勢力がつきまといます。

それが世の常・・・です。

それでも、リーダーシップを発揮してより良い未来にするために現状を変えていく姿勢が為政者・官僚(公務員)には求められます。

そうした人物が実際に輩出されてくることを願うばかりですね。

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

注目のお勧め記事!

  1. 2019-1-20

    アメリカでは自己破産しても再起可能ですが…

    トランプ大統領は過去にカジノ・リゾート事業を経営する会社を4度も倒産させているそうです。最初の倒産は…
  2. 2023-12-3

    【注意】怒っている人に怒り返すとドツボに嵌る

    怒っている人と接する時、「怒っている人に怒り返す」とタダのケンカ/言い合いになります。 互いに…
  3. 2018-5-6

    定年後(老後)の準備は貯金だけでは心許ない・・・

    サラリーマンの定年年齢が徐々に引き上げられています。 今の若い人には信じられないかもしれません…
  4. 2018-2-6

    ビットコイン(仮想通貨)がインフレ起爆剤になるか?

    580億円分の仮想通貨「NEM」がコインチェックから流出した問題についていろいろな説が囁かれているよ…
  5. 2017-5-18

    お金の仕組みを活用できる人/できない人

    現在、お金は単なる数字でしかない・・・とも言えます。 銀行預金の通帳はただ数字が印字され、一行…
  6. 2019-2-6

    【重要】マネーゲームはお好きですか?

    雇われて働くのがイヤだ・・・という人の中には自分でお金を稼ぐにあたって、特に柱となるビジネスを起業す…
  7. 2015-7-21

    マイナンバー制度で日本郵政に特需あり!

    日本全国の国民にマイナンバーが割り振られた通知が届くのは10月の予定です。 来年(2016年)…
  8. 2017-4-17

    経営者はブランド力を意識して経営を!

    よく「ブランド」という言葉を私たちは使いますが、その言葉の定義を求められるとなかなか即答できる人は少…
  9. 2017-5-20

    さて、私は誰でしょう?

    ここにある「私」がいます。 私はいつもあなたに付き添っています。 私はあなたにとって一番…
  10. 2020-3-6

    稼げるときは勢いに乗って稼ぎまくろう!

    自分は元気で健康であっても、家族が病気になったり健康でなくなったりする場合があります。 &nb…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る