「短所は行き過ぎた長所、長所は行き過ぎた短所」です。
別の言い方をすれば「出来事は一つ、とらえ方はさまざま」です。
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会社で働くサラリーマンにもいろんな長所と短所があります。
社内ではそれを長所と捉えるか短所と捉えるかは受け止める側の人(多くの場合は上司)によるのが通例です。
つまりは、上司/リーダー次第でそのサラリーマンを活かすも殺すもできるということです。
上司は立場上「部下を業務上において預かっている」わけで、その特性上「部下をマネジメントして成果を出す」ことが求められているわけですから、いわゆる「人遣い」を日々行なうことになります。
その「人遣い」にコツがもしあるとするならば、その人の長所を多く見るということが大事です。
部下の長所は誰が見ても長所と思うものばかりではありません。
「見方を変えれば長所」・・・と考えることが大事です。
周りの人が「あれがあの人の短所であり欠点だ」ということであっても、「イヤ、見方を変えたらこんなときに長所になりえる」と気づき、また実際にそのとおりにマネジメントして遣うのがすぐれた上司です。
「人を活かす」わけです。
社員が自分の持てる能力の半分以下しか発揮できない・・・というのでは、上司・リーダーとして失格の烙印を押されかねません。
「出来事は一つ、とらえ方はさまざま」だという概念の元、「見方を変えれば長所だ」とまずは考えられることがリーダーには必要な発想の一つだと思います。