マスコミ等ではときに「親の子ども虐待」がニュースに取り上げられることがあります。
世間一般の常識観点で見れば「親の行為は虐待に当たりますよ」ということですが、当の親本人にその自覚があるかどうかは別だったりするのがちょっと厄介です。
「子どもへ教育・躾」はほとんどすべて親に委ねられているので親がしっかりしていないと子どもは誤った道を歩むことになります。
間違った教育・躾を子どもに施しているなら、(長い目で見て、またかなり大雑把な観点にはなりますが)一つの虐待と言えるかもしれません。
子どもは自力でその呪縛から逃れて方向修正していくしかありません。
「マネー教育/お金の教養」に関しても同様です。
仮に、間違った「考え方」と「やり方」が身についたままに子どもが大人になっていくと、その後就職するなり起業するなりしたとき多額のお金を失う恐れがあります。
まあ、かなり極端な捉え方ですが、それくらい親には子どもに与える影響力がある・・・ということです。
子どもが大人になって「投資」をしようとしたとき、そこに至る考え方やそこからのやり方に大きな間違いがあるとしたら、子どものころの親の教育はかえって逆効果になります。
逆に高い確率で変な「負け癖」が身についてしまうリスクがあります。
金融投資では成功も失敗も掛け算になります。
5年・・・10年・・・20年・・・と年月を味方にしていくメリットがあるのはあくまでも致命的な失敗をしない方法で正しく取り組み続けるからこそ・・・です。
勝ったり負けたりの運任せのようなやり方では早晩失敗して市場から退場を余儀なくされます。
個人が行なう投資・投機の類は失敗しても誰のせいにもできません。
どこぞやの誰かが間違った情報をくれたせいで多大なる損失を被ってしまった・・・と嘆いても始まりません。
失敗したことは100%自己責任の結果として返ってきます。
まずは両親が適切な「考え方」と「やり方」を子どもに教えてあげることが大事です。
子どもの教育・躾は親に責任がある・・・という当たり前のことをしっかり自覚して親の責務を遂行することが重要だと思います。
学業教育・・・躾教育・・・金銭教育・・・社会教育・・・人格教育・・・すべてに親はその責務意識を持っておくことが必要だと思います。