来年の抱負や目標等を考えたとき、多くの人は「あれをしたい」「これをしなきゃ」・・・と、「新たに追加すること」ばかりに目を向けようとします。
実際、世の中には「あれをした方がいいよ」とか「これをしたほうがいいよ」というアドバイスや意見はたくさん溢れています。
別に悪気があってそうしたアドバイスをしているのではなく、本当に親切心から出てきたアドバイスがほとんどです。
でも、変化には「現在に付加する」ことの他に、「現在やっていることを減らす」という手も有効です。
人は一日24時間を自分なりに使いこなして生きています。
24時間を既に何かに使っているわけです。
まずはそこから何かを差し引く(減らす)ということで「空き」をつくることも大事です。
「減らすこと」を決め、「現在の自分の時間を再構築する」わけです。
流されて生きている人というのはそのほとんどが日常生活をマンネリ化して生きています。
「マンネリ化している」というのは、つまり、なぜだか知らないけど・・・そのつもりは無かったんだけど・・・結果的に何となく惰性で生きてしまっている・・・ということです。
一年前を振り返ったら一歳年齢が増えただけで他は何も変化がないという人生になっているのが「マンネリ化した人生」です。
これがこの先一年続いても、今年と大きな変化が生まれるハズがありません。
この生き方から離脱するには、何か新しいモノを始めることが確かに必要ですが、その「何か新しいモノ」を加えるためにまずは何かを削り、減らし、差し引き、「空き」を作るという発想を持つことも大切だと思います。
最大のポイントはすなわち「可処分時間の有無」です。
行動する時間がたっぷりあれば、それに比例して新たなステージの現実が現れてきます。
そこから刺激を得てさらに行動することを繰り返していけば、確実に人生は変えられます。
サラリーマンで、日々残業続き+休日出勤で自分の時間がほとんど無い・・・という人はこの「可処分時間」がありません。
過労死一歩手前の状態で働いている人はキケンです。
未来の自分を止めているのは常に現在の自分です。
未来の自分の成長を止めているのは、現在の自分がしている行動です。
人生を変えるコツは案外とシンプルなものです。
望む未来に繋がる行動を増やすためにも、望む未来につながっていない行動を削り減らしていく勇気と決断を持つと良いと思います。