サラリーマンで、もし、現在の仕事がうまく手につかない、むしろ大の苦手で自分には向いていないと思っている・・・としたら、考えるべきは「まずは自分の職種の選択」であって、「投資先の選定」ではないと思います。
投資は基盤となる生活があってこそ考えることが許されるものだと思います。
本格的な投資を検討する前に、自分の仕事/キャリアを見つめ直すことが先決だということです。
仕事が苦手だから(うまくいかないから)株式投資・投機で一儲けしよう!・・・などと「逃げの発想」で検討すると、多くの場合失敗します。
場合によっては破綻への道です。
もし、そんなに株式投機であればうまくいく・・・とか、自分には向いている・・・と思うなら、いっそのことそれを本業とするファンドマネージャーとして働くとか、金融機関でディーラーの仕事に就くほうがどう考えてもベターです。
何度も言いますが、自分の大切な収入の中核である「仕事上の労働価値を高める努力を怠って」、それでいて株式売買にのめり込もう・・・とすることはご法度でありとてもキケンなことです。
中核の価値が高まらない中での投資・投機はかなりのバクチ勝負と言えます。
勝てる可能性はゼロではないものの、限りなく低いと言わざるを得ません。
「投資・投機はあくまで副業の一つ」という位置づけで考えておくほうが良いと思います。
副業なのだから、原則としては本業よりも時間を割いてはいけない・・・です。
自分の職業がファンドマネージャー/ディーラーではないとしたら、株式投資・投機はあくまでも副業・・・という認識を忘れずに、それよりもまずは本業の仕事で収入を増やす努力に邁進する姿勢が大事です。
大多数の人にとって「資産運用は本業ではない」と知り、まずは本業に精を出して収入の基盤を確保することを忘れないことが大切だと思います。