有名な「パレートの法則(80対20の法則)」というのがあります。
全体の数値の大部分(80%)は、全体を構成するうちの一部の要素(20%)が生み出しているという法則です。
よく言われる例えが「売上の80%は上位20%の営業が作っている/上位20%の顧客がもたらしている」とか、「事故発生数の80%は20%の時間に偏っている」とか、「いつも着ている服の80%はお気に入りの20%である」・・・などです。
また、皮肉的に「人類の富の80%は上位20%の人間が持っている」・・・などと言われることもありますが、あながち間違いではないところが面白いところです。
この法則はもともと「優先順位のつけ方/何を優先すべきかを考える」ためのものでした。
上位20%に偏って存在しているからその20%に経営資源を集中したほうが生産性が高くなる・・・というわけです。
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自分の人生を振り返って、自分が今の会社などで上位の20%に入っているならそのままガムシャラに走っていけば良いと言えそうです。
ところが、そうではなくむしろ残りの80%のほうに属しているなら、このまま何も変化せずに来年を迎えるのは得策ではありません。
ずっとそのまま下位に属することを甘んじて受け入れるしかない・・・となる確率大です。
当然ですが得られるモノは少ないまま・・・です。
単に嘆いているだけでは何も変わらないし、何も改善しません。
改善させるためには一にも二にも自分自身が変化して早く「上位20%に入る」ことをしなければいけません。
このままの状態で生きていてもハッピーになれる確率は上がらないだろう・・・と気づき、そこに変化の潮流を巻き起こす努力をすることが必要です。
進路を修正して自分がハッピーになれる場所を探すことが大切です。
ダメなモノにしがみついていても、もっとダメになるだけかもしれません。
とっとと見切りをつけて、方向転換をすることが求められます。
たとえば、ここ5~10年の自分の人生を振り返ってみて、パッとしない状態がずっと続いているとしたら、パレートの法則に当てはめればそれは「下位80%の世界でもがいているだけ」を意味します。
今のままの進路の先(未来)に自分が望むような未来は恐らくありませんから、早い選択と決断で行動を変えて自分を変化させることが必要です。
進路変更/変化のための行動は早いほうが選択肢が多い分有利です。
サラリーマンは歳を取って社歴が長くなればなるほど将来の活躍できる場は少なくなって限られていきます。
人生でも、仕事でも、金銭面でも、自己啓発面でも、全体の上位20%に属する・・・という意識を少しでも持って行動を変えていくと良いと思います。