ここ数年「親ガチャ」という表現をよく聞くようになりました。
生まれてくるときに自分で親は選べない/親次第で自分の人生も半ば決まっているようなもの・・・という意味合いで使われるようですが、どちらかと言えばネガティブな意味で用いられていると思います。
もっと裕福な家庭に生まれたかった!
もっと頭の良い子に生まれたかった!
もっと容姿端麗に生まれたかった!
・・・などと、生誕時に配られたカードが悪いと親を呪っても意味がありません。
過去は変えられません。
変えられるのは未来のほうです。
これまでの人生を振り返り、あまりうまくいっていないとしたら・・・その理由/問題の根元を自分の親の責任にするのではなく、バグだらけの自分の「脳のOS」を責める姿勢が必要です。
そうしないといつまで経っても未来を変えることはできません。
もう一度言います。
過去は変えられません、変えられるのは未来だけです。
つまり、自分の意識/物事のとらえ方を今までとは違う発想に変換することが大事です。
どんな優れたアプリも優れた「OS」が無いと正常に稼働しないのはスマホも人間の脳も同じです。
親ガチャで得られた過去を振り返るのではなく、これから先の未来に目を向け、自分の手で新たなガチャを引き寄せることに意識を向けると良いと思います。
自分に与えられた手札が悪いから人生というゲームに勝てない・・・などと悲観することはありません。
IT、生成AIなどが台頭しはじめた今の世の中は途中で変えられる手札がいくつもあります。
後天的に手札を変えたり増やしたりができるわけです。
生まれ持った手札で勝負するのではなく、今後手に入れる手札で勝負していけば良いだけです。
生きていくうちにいくらでも手札は変えられます。
多くの成功者がそうした旨のことを記述していますし、私自身の経験上でもそのとおりだと思います。
親ガチャなどというネガティブな言葉で自分を安心させて現状に甘んじることを正当化しようとせず、その殻を打ち破ってまだ見ぬ新しい世界に飛び込んでいく勇気を発揮して人生を好転させていくと良いと思います。