テレビドラマ『水戸黄門』の主題歌『あゝ人生に涙あり』の2番に「あとから来たのに追い越され泣くのがいやならさあ歩け」・・・という件(くだり)があります。
後からやって来た人に自分以上の結果を出された人のの悔しくて残念な気持ちはよーくわかります。
多くの人は他人と自分を比較して「自分が優位」だと嬉しいし、「他人が優位」だと不愉快になるものです。
人は、他人が自分より優れている/自分より短期で結果を出した・・・なら悔しくて嫉妬するものです。
逆に言うと、短期間で結果を出せない「ノーセンス」な自分を認めたくない、もしくは自分よりもセンスが有る他人が存在することが許せない・・・というわけです。
でも、それだと「精神が子どものままで幼稚」です。
大人(社会人)は精神も大人にならなければいけません。
精神が大人の人は「他人との比較よりも過去の自分との比較のほうが重要だ」と認識しています。
つまり、確かに他人と比較はするものの、それ以上に過去の自分と今の自分とを比較して自分の成長の有無を確かめることで喜んだり悲しんだり悔しがったりする・・・ということです。
他人はしょせん他人・・・というわけです。
大学生から社会人になったばかりの新サラリーマンはこれを早く知り、自分の心に植え付けさせることが大事です。
そうしないとみっともない自分になっていきます。
自分が世界中の誰よりもすべての面において優れている・・・と思うことはかなり傲慢です。
もっと謙虚になることが必要です。
大切なのは「他者に負けても決して腐らない/ふてくされない」ことですね。