東大の学者の研究によると、「0歳〜20歳の体感時間と20歳〜80歳の体感時間がイコール」・・・だそうです。
20年間と60年間の違いがあるものの、人にとってはその体感時間が同じに思える・・・ということのようです。
0歳~20歳は子どもの時間で、20歳~80歳は大人の時間です。
子どもの時間と大人にとってその3倍の時間がイコールとは、言い換えれば子どもの1日の密度は大人の3倍ということが言えます。
誰しもに与えられた「時間」は平等で1時間60分、1日24時間、1年365日です。
老若男女問わず全員同じハズですが、その時間の受け止め方、体感力には年代によって差が生じているわけです。
大人になるにつれ「体感時間が違っていく」という落とし穴があると言えます。
子どもたちは、脳と身体が急速な成長過程にあるため、同じ時間であっても学びのスピードや吸収量や質が大人と比べて桁違いです。
大人は時間の流れが早く感じ時間あたりの密度が薄く感じられる一方で、子どもたちには時間の流れが遅く感じられ、それだけ時間あたりの密度が濃く感じられるようです。
子どもたちのほうが新しい情報を取り入れ脳内で処理する速度が圧倒的に速く、大人と同じ時間を費やしてもより多くの量を吸収できるようです。
未来を担っている子どもの成長を見守るのは大人の務めですが、自分と同じに考えてはいけないですね。
子どものほうがはるかに高スピードで吸収して成長して行きますから、大人は自分の感覚でそれを邪魔したり阻害してはいけないと思います。
受験勉強、習い事、スポーツ、趣味などの各種活動に関して言えます。
子どもの成長を微笑ましく眺めていける大人になりたいものですね。