
「西洋の老いは悲惨さがつきまとうが、東洋の老いは人間完成に向けた熟成期である。歳を取るほど立派になり、息を引き取る時にもっとも完熟した人格を備える、そういう人生でありたい」
by伊與田 覺(いよた さとる)
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人生って何週間だと思いますか?
80歳まで生きるとすれば、4,160週間です。
(52週×80年=4160)
100歳まで生きるとしたら、5,200週間です。
(52週×100年=5200)
私の場合、仮に101歳まで生きるとすれば、今の61歳を差し引くと、残りは52週×40年≒2,100週間となります。
人にもよりますが、現時点で50代~60代の人であれば、ザックリ言ってあと生きられる時間は約2,000週~3,000週といった感じです。
ここから睡眠時間を引くと、起きて行動できる実際の時間はその約3分の2の数値になります。
これを長いと見るか短いと見るか?
大局的には長いと見つつも、現実・小局的には短いと見て行動するのが良いと思います。
人生で最も貴重なものは「時間」です。
この「時間」に対するコントロールを、自分から奪うものをそのままに放置しておくのは悪手だと思います。
私が最終的に仕事を辞めるときに決断した最も大きな理由は、「このまま働いていたらどうやってもコントロールできない時間が膨らみ、自分の人生が自分のモノではなくなってしまう・・・」という危惧感を覚えたからです。
日本では絶望的にゼロにできない通勤時間に加えて、会社でのムダな拘束時間が多数存在しています。
これを極少化して生きるには退職もしくは独立起業しかありません。
おかげさまで今では、24間のほとんどを自分でコントロールできるようになりました。
リタイア後の人にとっては、お金をたくさん手に入れることより時間を自分でコントロールできることのほうが快感度合いアップにつながると思います。
時間に対するコントロール力を鍛えると人生が変わります。
お金は再び「稼ぐ・増やす」ことができますが、時間は再び稼いだり増やすことができません。
これは非常に重要な点だと思います。