
何十年か前に「引き寄せの法則」というのが流行りました。
一般的には「幸運を引き寄せる」ことが狙いで使われましたが、使い方が悪いと「悪運を引き寄せる」ことにもつながります。
この「引き寄せの法則」で大事なことは、「自分が言葉に出したことが実現する事」ではありません。
強く望んだだけでは多分願いは叶いません。
ビジネス(商売)で言えば、「集客したい、集客したい」と何回も言葉に出したところで、その願いがそのまま叶うことは難しく、つまり、いくら言葉に出して、強く願っても、望むような夢や希望が実現するわけではない(引き寄せられるわけではない)・・・ということです。
「引き寄せの法則」とは、言った言葉がそのまま現実になるのではなく、その言葉を再び言いたくなるような状況が現象化するというところに妙味があります。
だから、「集客したい」と100回願えば、再び「集客したい」と言いたくなる状況=すなわち今と同じ状況が引き寄せられる・・・といいます。
「困った、困った」と言っている人には、再び「困った」と言いたくなるような状況が引き寄せられる・・・というわけです。
「なんで収入がこんなに少ないんだ」と嘆いている人には再びそう言いたくなるような状況が訪れる・・・。
そう考えると、どんなことを口ぐせにして引き寄せの法則を活用すれば良いか?・・・のヒントが見えてきます。
それは「すでに自分が望むようなことが実現して嬉しい、面白い、楽しい、ありがたいと思っているようなことを言い続ける」ことがコツだと言えます。
「嬉しい、幸せだ」と言っている人には再び「嬉しい、幸せな状況」がやって来ます。
「ありがとう、感謝します」と言っている人には再び「ありがとう、感謝します」と言いたくなる状況がやってくる・・・というわけです。
私はあるときから日々「ありがとうございます」という言葉を夜寝るときに唱えてから眠ることにしました。
その言葉の前には「ご先祖様/両親の名前/亡き妻の名前」をつけて感謝しています。
こうした習慣が良いか悪いか、実際に幸運が引き寄せられているかどうか・・・の真偽の程は不明ですが、でも、自分自身としてはそのとおりに実現していると信じて暮らしています。
一つのヒントとして、自分の口ぐせを変えて見ると良いと思いますし、きっと未来が変わると思います。