こんなたとえ話があります。
あるとき、悪魔がお店を開いて商品を店頭に並べました。
そこに並べられた商品は「悪意」「嫉妬」「羨望」「詐欺」「貪欲」「裏切り」「窃盗」「憎悪」・・・など魔力を持つたくさんのモノでしたが、なかでも一番値段の高かった商品は・・・?というと、それは「失望」という名の商品でした。
悪魔に、なぜその商品が一番値段が高いのか聞くと、悪魔はこう答えました。
「他の商品では人間を狂わせたり迷わせたりすることができなかったときでも、この『失望』という商品を使えば、人間の心をこじ開けることができるからだ。
こじ開けて中に入りこめば、後は他の商品のどれを使ってもうまくいくから、この商品が一番高いのさ・・・」と。
悪魔の見立てでは人間の最強最悪の感情とは「失望」であり、失望こそ人生に対する消極的・悲観的な姿勢を生みだす温床なのでしょうね。
失望・・・それは「願望を失った状態」であり、またの名を「あきらめ」とか「落胆」と言います。
失望や落胆を振り払って毎日の仕事に勤しみ希望をもって未来を生きようとする姿勢が大事ですね。