プライベートの人生は「どんな出来事が自分に起きたか?」ではなく、常に「自分がどんな選択と決断をしてきたか!」・・・によってもたらされると考えるほうがベターだと思います。
前者は受動的な発想ですが、後者は能動的な発想です。
そして、これは組織のリーダーにおいてはベターというよりもマスト(必要)な姿勢だと思います。
過去の選択と決断のもと、今日現在という日があり、今日からの選択と決断のもとで未来が決定づけられていきます。
出来事自体は何ら意味はなく、その出来事に意味付けをするのはいつも「人」であり、結局自分自身です。
他人が意味付けしたことをそのまま鵜呑みにしてしまうという選択もアリですが、できればキチンと自分で納得したうえでの決断としておきたいものです。
そういう意味では東京都の小池知事が行っているリーダーとしての姿勢はアリだと思います。
いずれにしても、その決断をした自分に責任があるという「自己責任の原則」もとても重要なことです。
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世の中で「偉人」とか「成功者」と呼ばれる人たちは、そもそもにおいては「凡人」ですが、生きる課程でさまざまな選択をして(←選択肢をたくさん持っていること自体がスゴイことです)、行動の優先順位をしっかり決断して偉業を成し遂げてきた人たちです。
それらの選択や決断は周囲とは異なることだったに違いありません。
逆に言えば、だからこそ彼ら・彼女らを最後は「偉人」「成功者」に押し上げることになったのだと思います。
まさに「人の行く裏に道あり、花の山」ですね。
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優先順位をつけるとき、偉大な人たちは偉大ではない人とそもそもの発想の原点が違っていたと思います。
それは、目の前のやるべきことを処理するために行なう(←偉大でない人のやり方)優先順位のつけ方ではなくて、その後に控えている理想の1~20年を見据えての優先順位だったのだろうと思います。
言うならば、目標を見据えての行動予定です。
その日暮らし、その時しのぎのための優先順位のつけ方ではない・・・ということです。
いずれにしても、自分がどんな選択と決断をしてきたかで今の自分がありますから、その選択肢を増やすことはとても重要なことだと思います。