経営が順調な経営者の方に「どうして今の仕事を始めたのですか?」と聞くと、たいていは「自社の商品・サービスで社会・お客様に喜んでもらいたかった、世の中を変えたかった、貢献したかった・・・」という答えが返ってきます。
お金が欲しかった・・・稼ぎたかった・・・という返答もありますが、なぜかそれ以上に上記のような回答が出てくるものです。
つまり、うまくいっている企業経営者は心の内側に「単純にお金を稼ぐこと」以上に「別の気持ち・夢・信念・哲学」を持っているのだと思います。
これが大事ですね。
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人は窮地に陥ったり、物事が思ったように進まず崖っぷちに追い込まれたりすると、どうしても自分の本意を忘れてそれとは別の「不適切なこと」をしがちです。
それはビジネスの世界でも一緒で、売上が上がらず、手元のキャッシュが減ってくると、どうしても目先の売上だけを追いかけたり、自分の本意とは違うことに手を伸ばそうとしてしまいます。
それが実はお客さまの信頼を裏切るようなことになることに気づかず、ついついやってしまいます。
結局その場しのぎのことに手を染めてしまった結果、その後に反動がきてかえって窮地に追い込まれたりします。
お客さまから「あそこは変わった・・・昔はよかったのにねえ・・・もう近づかないようにしよう・・・」と思われたらアウト!です。
起業の初心忘れるべからず!・・・です。
理想の状態をいつも頭の中に描きながらそれに向かっていき、かりに多くの試行錯誤があったとしてもお構いなしに進んでいく「姿勢」が大事です。
年初にあたって改めて自分の初心(いったい自分は何をやりたかったのか?何を実現させたかったのか?)を思い出してみることも、まだ2日しか経っていませんが大切だと思います。