どんな人でも会社でも、大っぴらにはできない「秘密」があるものです。
それは他には決して漏らすことがない情報だからこそ「秘密」たりえます。
漏らして広まってしまったら、もうはや秘密ではなくなり「周知の事実」と化してしまいます。
ビジネスや人付き合いで、ふと知り得た情報というのは少なからずあるもので、大事なのはそれをいかにして見なかった、聞かなかったこととして自分の中で消化させるか・・・です。
消化しないで口から吐き出してしまったら、一時的には「オレ様はこんなことを知っているぞ」・・・と優越感や自己満足感に浸れるかもしれませんが、その反面で失う代償は大きいものがあります。
たとえば「信用・信頼」・・・などです。
他人の秘密・企業秘密などをさも自慢げにペラペラと話している人を見かけると、堅実な人やビジネスマン感覚を持つ人ほど「もうこの人には近づかないでおこう」と思うものです。
なぜなら、一つは信用できない人だと見切りをつけるから、もう一つは類は類を呼ぶので自分がその類とはなりたくない・・・と考えるからです。
相手が有名になればなるほどたった1つのスキャンダルで相手の人生を壊してしまうこともあり得ます。
政治家・芸能人・スポーツ選手・アナウンサー・上場企業の経営者などは特にそうでしょうね。
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どんな人にも墓場まで持っていくであろう秘密をいくつも持っているものです。
友人や家族にさえそういった情報や秘密は絶対に話さない姿勢が大切です。
努めるべきは「その秘密を忘れること」です。
忘れてしまえば、漏らす心配はありませんから・・・。
ブログやホームページや書籍で自分の正体を明かしたので、いろいろな場面で以前のことを質問されることもあるのですが、話して良いことと話さないほうが良いことがあります。
話さないと決めていることは決して話しません。
それは中学生くらいの頃からずっと自分に課してきているやり方の一つです。
秘密は洩らさないから「秘密」ですね。