テレビ番組「アメトーク」でマンガ「キングダム」に関して放送した後、急にその人気が爆発して一気に単行本の売上が伸びたそうです。
テレビの影響ってスゴイ!と改めて思いますが、それも「このマンガが実際に面白いから」というちゃんとした裏付けがあってこそのことだと思います。
作者の原泰久さんは、元はスラムダンクで有名なマンガ家/井上雄彦さんのアシスタントをされていたそうです。
当初キングダムの人気があまりなく、このままでは連載打ち切りになりそうなとき、師匠である井上先生(原さんは社長と呼んでいるそうです)に相談したところ、次のようなアドバイスが返ってきたそうです。
「主人公の目をもう少し大きく描いてみたらどうか」・・・と。
そして、そのとおりにやってみたところ、その週から読者アンケートでの人気が急上昇し、連載打ち切りを免れ、以降今日に至っているわけです(←この話をアメトークでやっていました)。
的確なアドバイスも見事です が、そのアドバイスが「主人公の目をもう少し大きく描く」というほんの少しの変化だったというのも驚きです。
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料理でもあとちょっとの塩加減や焼き加減などで、その料理の美味しさが激変することもあれば、逆に急に不味くなることもあります。
その差は「ほんの少し(わずか)」です。
素人目にはほとんど変わりのない差ですが、それを見抜ける人はやはり一流だと思います。
ビジネスでも、あと一言商談で付け加えたらうまくまとまることもあれば、その逆のパターンになることもあります。
その違いを見抜ける人・・・違いのわかる人が勝ちを引き寄せ成功に導ける人でしょうね。
99℃のお湯があと1℃上がって100℃になればお湯(液体)から蒸気(気体)に変化します。
努力を重ねて今まで失敗続きだった人も、もしかしたら「あと1回のトライ」「もう1度の挑戦」で見事成功に至るかもしれません。
過去から現在の視点で見ればちょっとした差かもしれませんが、未来から逆算して見た場合にはそれが「大きな差」となる分岐点なのでしょうね。