人は、お腹がいっぱいになるとあまり俊敏には動けなくなります。
頭の回転もちょっと鈍りがちです。
かと言って空腹すぎてもうまくないのですが、どちらかといえば若干お腹が空いているくらいのときが一番よく動けるし、頭も働くのかもしれません。
ちょっと表現を換えて言うと「何かの分野の第一人者に共通して言えることはその分野において何らかの渇望を持っていること」です。
多少の「飢え」状態が成長・進歩には必要ですね。
いわゆる「ハングリー精神」です。
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ハングリーなだけでもうまくありません。
そこにはある程度の満腹感も必要です。
つまり「充実感」です。
少しの飢え状態にありながらも同時に今の状態に充実感も感じている・・・というのが一番バランスがとれている状態だと思います。
ただ飢えているだけだと焦りが出たり、非道なことに手を染めたり、感覚がまともでなくなったりします。
かといって充実感ばかり感じていると、現状維持でいい・・・とさらなる高みを目指さなくなり、何もする気が起きなくなります。
飢えているけど充実感もある・・・が大事で、順番は「充実感+ハングリー」のほうが良いと思います。
一番変わらない人は、ハングリー精神がなくて人生に充実感も持てない人です。
変化して、成長して、成功できる人たちというのは、「充実感があって、かつハングリー精神も併せ持っている」・・・ものだと思います。