資本主義のルール下では、もしかすると「働いても働いてもお金持ちにはなれない」・・・という不文律があるのかもしれません。
逆に言うと「お金持ちになれるのは、労働をしない(あまり働かない)資本家たち」・・・です。
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少し極端な(過激な)言い方をすればこうです。
社長は株主の召使い
従業員は社長の召使い
一番働いてるのは従業員、
次に働いてるのは社長など役員たち、
まったく働いていないのは株主
最もお金持ちは株主(←原則的に)、
次は社長、
最後が従業員
つまり、「一番貧乏なのは従業員」ということになります。
従業員たちは、毎日汗水流して一生懸命に働いています。
それなのに、数年~数十年経ってよくよく考えてみれば、従業員が一番貧乏であることに変わりなく、結局「働いても働いてもお金持ちにはなれない」ことが皮肉なことに立証されています。
極端な言い方で、ちょっと過激ですが、まあ、痛いところを突いている本質的なことだと思います。
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見方を変えればこうなります。
お金持ちになりたければ、労働的なものはなるべく避けて労働的でないものを選択していくと良い・・・。
それは、たとえば何かを発明したり特許をとることだったり、歌の作詞・作曲・歌唱だったり、本を書くことだったり、不動産や株をたくさん保有して家賃や配当金を得ることなどが考えられます。
言い換えれば、それらはすべて「権利収入」です。
労働(就労)ではなく、権利を持つことで得ることが可能となるお金の稼ぎ方のほうが、長い目で見れば預金通帳に「お金」という数字が増える可能性は高いと思います。
ちなみに欧米では「労働=罰」という価値観が一般的です。
日本では「労働は美徳」という価値観が学校教育を通して国民に刷り込まれてきていますが、そこが欧米発祥の資本主義の構造と本質の部分で反している点なのかもしれません。
従業員という立場を40年以上も強いられるサラリーマンは、早い段階で見切りをつけて独立した人やビジネスマンとして羽ばたいていった人には「経済的な側面では」勝てないのかもしれない・・・と気づくことが大事かもしれないですね。