一昨年も、昨年も、今年も中古マンションの区分(ワンルーム)を購入しました。
概略化して言うと、そこから得られるそれぞれの家賃収入は月額で数万円程度です。
そのためにローンを組み、毎月の返済や年に一度の固定資産税などを考えると、実質の手取り額としてはほとんど数千円程度のものです(一応プラスになるように設定しています)。
ただし、ローンは10年返済の元利均等払いで組んでいますので、返済額は初期の頃が一番高く、毎月徐々に下がっていって、最後の返済額は当初よりも約1万円ほど少ない返済額になります。
当初の1年目はほとんど手元にお金は残りませんが、毎年少しずつ手元に残るお金が生じてきて、最終返済が終わると丸々家賃収入が手元に残ることになります。
年間にすればせいぜい数十万円なのですが、毎年、この「数十万円を得る仕組み」を毎年継続して設けていくと、算数上は10年後には「毎年数百万円を得られる仕組み」と化します。
実際、冒頭に書いたようにこの仕組みを一昨年も作り(購入し)、昨年も作り(購入し)、今年も作りました(購入しました)。
来年もそうする予定でいます。
すべては「10年後を見据えたうえでの」思考と行動です。
10年後、私は65歳です。
ひと昔であれば、会社員の定年年齢であり、残りの人生は約15年(平均寿命が80歳)といったところでしたが、昨今の65歳はまだまだ現役バリバリで働いている世代で、残りの人生は35年もあります(人生100年として)。
一般のサラリーマンであれば、定年を迎えるとそこで職を失い(まあ、継続雇用でもう少し働くこともできますが)、そこから先の収入源は「公的年金のみ」となります。
ところが、その頼みの綱の公的年金の金額は「月額で約15万円程度」・・・に過ぎません。
私の場合、1ヶ月15万円で暮らしていくのは経済的にも行動的にも精神的にも不自由です。
不自由な暮し方/生き方はしたくないのが私の信条です。
したがって、自分年金を設けることが必須となり、そのための「10年後を見据えた」行動をとってきたわけです。
一つの例/考え方に過ぎませんが、こうした中・長期目線での視界を持ち、未来を見据えた「今」の行動をとっていくことの大切さを、私は現役時代の仕事から学びました。