人が生きていくうえで「お金」は大切ですが、聖書にもあるように 「人はパンのみにて生くる者に非(あら)ず」です。
つまり、お金さえあれば良いだろう・・・という発想はちょっと乱暴です。
アダム・スミスは失業者を救うために与えるべきものは単純なお金ではなく、「お金を得る貯めの仕事」だと説いていますが、そのとおりだと思います。
もちろん、今日を生き延びるための急な金銭は必要ですが、大局的に見ればただ施しをするだけではダメで、お金を稼げるようにしてあげる配慮、優しさが必要だと思います。
それがつまりは「仕事を与える」ということになります。
お金が必要不可欠なもので、とても大事なものですが、「お金だけ」あればすべてが順調にいくわけでもありません。
目先的には少額のお金が人を救うかもしれませんが、長期的に見れば「仕事が人を救う」と言えるのだろうな・・・と思います。