テレビをつけても、ネットを開いても、街中を歩いても、電車に乗っていても、現代社会はいたるところに「多くの企業が練りに練った販売戦略・広告宣伝」が渦巻いています。
人の射幸心を煽り、消費活動を喚起させようとする誘惑があちらこちらに仕掛けられています。
だから、人はついつい「不要なものでも」購入してしまいがちです。
なぜなら、「(不要だけど)欲しい!」と思ってしまうから・・・です。
表現を変えれば、人は強い意思を持っていないとついついお金を使ってしまうようなワナが仕掛けられた社会で日々を暮らしているわけです。
だから、お金の使い方には十分留意する必要がありますし、特になれない大金を手にする「新卒サラリーマン」ほど、給料日過ぎには心を引き締めておくことが大切です。
いろんな企業が労力と時間とお金をかけてマーケティングを行ない、人間心理を研究し、人が欲しがる商品や宣伝広告を仕掛けてきているわけですから、お金に対するしっかりとした考えを持っていないと、簡単にワナに嵌まってしまいます。
お金がある分だけ、どんどん使ってしまいます。
新卒サラリーマンに限らず、ベテランサラリーマンだって、年収で1000万円ほどの高収入がありながら貯金額はほぼゼロに近い・・・という人もいます。
それは、こうした「消費のワナ」に嵌まっているからで、自分なりの金銭哲学がないからかもしれません。
資本主義社会は、消費者により多くのお金を使ってもらおう/企業はより多くのお金を稼ごう・・・と日々努力している社会です。
そうした荒波の中を生きていくわけですから、お金の教養を身につけ、自分なりのお金の哲学を持つことはやはり大事なことだと思います。