恐怖で縛る力を「強さ」とはき違えてはいけない

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アフリカにこんな寓話があるそうです。

大昔のある日、動物たちが「強さ比べ大会」を催しました。猿は高い木の上に登って枝から枝へと渡ってみせました。みんな、一斉に拍手です。そこへ象が現れ、その木を根こそぎ引っこ抜き、天高く放り投げました。すると、象のほうが猿より強い!という意見でみんな一致です。

次に現れたのは人間です。人間が「オレのほうが象より強いぞ!」と言うと、動物たちは大笑いしました。

「象より人間のほうが強いなんてありえないさ~」と。

笑われて腹を立てた人間は、銃を取り出しました。

それを見て動物たちはいっせいに逃げ出し、それっきり二度と人間には近寄らなくなりました……。

この寓話は次のように語られて終わります。

人間は「己自身の強さ」と「命を奪う力」をはき違えていて動物たちから見ればタダの愚か者だった。
動物たちは今もなお人間の愚かさに怯えつづけている・・・。

確かに人間は自己中心で愚か者かもしれません。人間は己自身の強さでは他の動物に劣ります。

でも、「想像力と創造力」という能力を持っています。それがある意味では「人間の強さ」と言えるかもしれません。

その想像力によって「銃」をイメージして、また創造力によって実際に「銃」を作りました。

生みされた銃の殺傷力はすざまじいものがあります。こうした想像力+創造力は人間だけが持つ力です。

でも、アフリカの寓話が教えてくれているように「恐怖で相手を縛る力を強さとはき違えている」ようでは「タダの愚か者」です。

会社にも自分のほうが職位が上だからといって不当な権力の使い方をする愚か者の上司がいたりします。

恐怖で部下を縛る力を自分の強さとはき違えているようでは真の上司とは言えません。

上位職に就くものは想像力と創造力を持つことは良いのですが、「恐怖で相手を縛る」ことはNG行為だと認識することが人として大事なことだと思います。

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