私が学生時代にアルバイトをしていた頃の時給はだいたい550円くらいでした。
当時は長時間労働もそんなに苦ではなく、たくさん働いてもその結果時給が10円~上がればたったそれだけでも嬉しかったものです。
でも、そう簡単にホイホイと時給が上がることはなかったし、たとえ10円上がっても月給に直すと1千円程度のものなので、年間に直しても1万円くらいです。
身を粉にして働き、1日の自分の時間の数十パーセントを費やしても、年収アップの金額はせいぜ数万円~数十万円だったわけです。
もし身を粉にして働くことなく収入を増やすとしたら、そこで思いつくのはせいぜい「宝くじの当選」くらいしかなかったし、まあ、それも非現実的であり、また運よくそうなっても一時的で再現性のない話でした(まあ、一度も高額当選に恵まれたことはありませんが・・・)。
今から考えると、ずいぶん金銭的に苦労をしたんだな・・・と思います。
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さすがに今の年齢・境遇になってからは自分の年収を10万円アップさせようと思えばそんな長時間労働を自分に強いることなく可能な話になりました。
中古不動産を購入し、それを賃貸に回して「毎月の家賃収入を得る」ことで、比較的簡単にそれは達せられます。
150万円~200万円くらいのワンルームマンションを一戸購入し、月額家賃を2~3万円得られるように設定すれば、月々の管理費や修繕積立金を差し引いても1か月あたり1万円~2万円は手元に残ります。
これはもう「自分が物件を見つけて買うだけ」の話ですから「できるかできないか?」というよりは「やるかやらないか!」の話です。
こうした発想ができるようになったのも、過去の実体験において「不動産投資に一歩踏み出して実際に行なってきたから」であり、またそれが「10年近くにわたって安定して軌道に乗っているから」・・・です。
そういう意味で本当に感謝しかありません。
就労収入ではなく権利収入で毎月の生活を安定化させることができると、経済的なものだけではなく精神的にも行動的にもかなりの自由度が増します。
自由はさらなる自由を呼び、日々の生活が豊かに楽になります。
年収10万円アップ・・・という些細な切り口から考察しましたが、やはり「就労収入だけに頼らない収入の源泉を持つこと」は大事です。
また、人生の早い段階でその経験を積むということも大事なことであり、それがゆくゆくは心の余裕を早く作り上げてくれると思います。