脳が顔をつくる

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テレビなどで犯罪者が逮捕されたり、容疑者の顔写真が公開されたりすると、人はそれを見て「なるほどな~」とか「やっぱりな~」という感想を持ったりします。

それは、自分がイメージしている「凶悪犯の顔」とテレビで流れてくる顔写真とでどこかが一致しているからだと思います。

人は不思議なことに他人の顔を見て「何となくこの人は悪そうな人だ/何となくこの人は良さそうな人だ」といった印象を持つものです。

「脳相一致」という言葉があります。

人間の「脳」が「顔相」をつくりあげている・・・ということで、長い年月をかけて脳と顔相が一致するようになる・・・という意味です。

生物学的には、人の顔や体は遺伝子によってその土台が作られますが、脳だけは約20年かけて完成するそうです。

聞いた話では、その人物がどういう環境に育ち、どういうことを学んできたか、どういうことをいつも考えているか・・・などによって、しかもそれがおよそ20年という年月をかけて相を形成するとか。

例えば、小さい頃から「聞こう、聞こう」と脳が意識する機会が多い人は、耳の血流が増え、次第に耳が大きくなっていく・・・と聞きました。

幼少期に「人質に出されるのではないか?」とおびえて育った徳川家康の耳が大きかったのは大人の話に耳をそば立てていたから・・・だとか。

自己主張が必要な環境に置かれ続ければ、多く言葉を発しようとして口が発達し、勉強や仕事などに懸命に打ち込むと、前頭葉が活性化して額に汗をかき毛根にダメージを与え、その結果、額が広くなる・・・とか。

目や鼻、眉の細部に至るまで、脳の指令が働いていないところはありません。

つまり顔を見れば、その人物のルーツから性格や育った環境、それまでの歩み、そして今後の運などがわかる、というのがこの説です。

すべてが本当かどうかわかりませんが、妙に説得感はあります。

人は自分の顔に自信と責任を持てるように潔く、誠実に、真面目に謙虚に生きていくことが大切だと思いますし、歳を重ねるごとにこれまでそうやって生きてきたという自負を持っていたいものですね。

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