新規顧客獲得の営業活動で、「今日は見込み客10件にアプローチするぞ」と思うのと、「今日も見込み客50件にアプローチするぞ」と思うのとでは同じように見えて実は大きな差につながると思います。
しかもその差は時間が経てば経つほど大きく開いていくと容易に想像がつきます。
なぜなら、実際に日々の行動実績が異なるからであり、また設定している「行動目標」が全然違うからです。
行動を良い方向に変えるためにも、日々抱いている自分の考え方・発想・思考回路を良い方向に変えることが大事だと思います。
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「何で?どうして?」・・・と考えることは過去を掘り下げる問いかけであり、逆に未来をつくっていく問いかけは「それでどうするの?」といった言葉が該当します。
サラリーマンは仕事において「何で?」という問いかけを一旦封印し、「それで?」を繰り返してみることもときには必要です。
そうすることで仕事に対する取り組み意識が少し変わりますし、その結果、今まで見えてこなかった何かが見えるようになるかもしれません。
「何で?どうして?」が過去を追求するのに対し、「それで?」は未来を追求する性質を持っていると気づくと、デキル人ならその両者を使い分けながら並行して用いることもできます。
いずれにしてもここで大切なのは「考え方(マインド)が変わらなければ、人は人生を変えられない・・・」ということです。
困難だからこそやってみる・・・
誰もやらないからあえて自分がやってみる・・・
そんな自分は傍から見るとアホに見えるかもしれないけれど、そうしたアホがいなければ世の中には新しいものは生まれないし発展することもない・・・と割り切れる姿勢がある人は立派だと思います。
今すぐの実現性の云々は一旦忘れて、3年先・・・5年先・・・10年先・・・といったくらいの振り切った未来カタログを創ることは、一般職のサラリーマンには難しくてもリーダーにとっては必須の思考法です。
よく、成功者は「あの失敗のおかげで今がある」といったことを言いますが、それはつまり近視眼的に「今すぐの結果だけを求めすぎてはいけない」ということを表しています。
「あの失敗のせいで・・・・」と愚痴って、そこでストップしていては成功できません。
チャンスは誰にでも訪れます。
しかし、意識を過去に強く置いてマインドを変えることを嫌う人はそのチャンスを逃します。
意識を未来に強く置いてマインドを変えることにこだわらない人はそのチャンスを摑まえる可能性が高まります。
成功者は失敗してドン底に落ちても、きっとまた這い上がってきます。
一方、貧乏な人は宝くじなどで大金を手にしても最後にはまた貧乏になってしまうと言われるように失敗者(成功できない人)は一時的なことに有頂天となってそこから落ちていくことに自分自身で気づかないのかもしれません。
成功者と成功できない人には考え方に差があり、その考え方の差こそが成功者となるポイントと言えそうです。
より良い人生を歩むためにも、自分の考え方(マインド)を良い方向に変えて自らの手で自らの人生を変化させる覚悟と意識を持つと良いと思います。