「二極化」という言葉が用いられるようになって久しいですが、特に家計の余裕度/収入面に関して二極化が進んでいるとよく言われ、またその傾向はますます強くなっていると言われています。
豊かな人はますます豊かになり、そうでない人はお金からどんどん縁がなくなって貧困化していく・・・ということです。
若年層において顕著とも言われ、20代の貧困化は(あまり知られていないだけで)実はかなり深刻化しているという人もいます。
また、これからの世界は金銭面に限らずあらゆる面での二極化が進むという見立てもあります。
経済的な格差/社会的な格差/経験における格差/感情的な格差・・・などです。
少し前まではこうしたことを「勝ち組/負け組」という表現で為されていました。
人は誰でも「勝ち組」になりたいものですし、二極化する上位のほうに位置していたいものです。
問題は、自分が望むとおりの状態になれる人は限られていそうだ・・・ということにあります。
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サラリーマンも「会社内で活躍する人」と「単純作業しかできない人」に分かれています。
前者はビジネスマンとして活躍し、後者はぶら下がりサラリーマンとして在籍するだけの人となりがちです。
後者にならないように/後者から脱却することが大切です。
そうしないと人生そのものが「幸せで充実した毎日を送れる人生」にならず、「イライラして不幸な人生」になってしまいます。
いったん人生の方向性が確定されたら、そこから抜け出すのはなかなか難しくなります。
早い段階で軌道修正し、自分の望む方向に転換を図ることが大事です。
自分の才能を活かして豊かになり、社会的に活躍しながら幸せで充実した毎日を送る方向にシフトチェンジする・・・という意識を持つだけでもかなり有効です(ほとんどの人はそれすら意識していないので)。
いつの時代も「富める者と貧しき者」がいて、「支配する者と支配される者」がいて、「自由に生きる者と縛られて生きる者」がいます。
そうした二極化に対抗しようとするよりも、自分の位置を自分が望む位置に置こうとするほうが良いと思います。
二極化を恐れず、二極化の環境下でさらに飛躍するという発想で、自分の人生を勝ち取っていきたいものですね。