宝石店に入社した社員が社長から宝石磨きを指示されたそうです。
彼は毎日宝石磨きをします。
ある日、いつものようにピカピカの宝石を磨くように指示され、ふとその社員はこう言います。
社長、これだけピカピカならもう磨かなくてもいいのでは?
そこで社長が言ったことは次のようなことでした。
→ 「磨いているのは実は君の眼なんだ。毎日、本物をじっくり観ていればニセモノにピンとくるようになる。さて、この宝石は本物かね?」
本物と偽物を見分ける目を持ちたいものですし、詐欺に騙されない感性を持ちたいものですし、良質な決断ができる頭脳を持ちたいものです。
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物事の選択の判断を自分の思うがとおりに行ない、かつそうした結果の正解率が97%以上だとしたら、どういう感覚になるでしょうか?
言えるのは、間違いなく「自分(の決断)に自信が持てる」ようになることです。
そこまでいけばいつも自分の判断がほぼ正しいわけですから、自分に自信が持てないはずがありません。
そして、そんな自分に誇りを持ち、自分が大好きになります。
また、組織内では上の職位・立場になっていくでしょうし、リーダー的なポストに就くことも多くなると思います。
そんな人生が送れたらきっと幸せ感や充実感も増すと思います。
自分の判断に自信が持てると、物事の決断に迷いが生じなくなり、ブレが減り、歩みが早くなります。
迷いがなくなる → 不惑 ・・・と言うのかもしれません。
孔子によれば「不惑=40歳」ですが、まあ、年齢は別としても40歳以上の年代になればそうした「決断に迷いを生じなくなる」くらいの経験値と自信を持ちたいものです。
迷いを持たなくなるためにも、自分なりの「絶対的物差し」があると良いと思います。
その物差しは、20代・・・30代でのさまざまな経験に裏づけされたものです。
絶対的な物差しを持っていれば、正しい選択/間違った選択は瞬時に分かります。
結果的にそうなった・・・と人生の後半で振り返って満足するのも良いですが、若いうちから狙ってそうなるように仕掛けていく意図を持つとそのスピードと達成は早くなると思います。