渋沢栄一は「論語と算盤」で道徳と経済の融合を唱えていました。
道徳のない経済は犯罪であり、経済のない道徳は寝言である・・・と。
一つの考え方ですが、かなり正しい考え方だと思います。
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かつて、明治~大正~昭和時代にかけては、日本を学び、世界で活躍した偉人たちが多くいたように思います。
それがいつしか、日本人の偉人話を聞くよりも諸外国の偉人の話を聞く機会のほうが増えたような気がします。
かつて世界の人は「日本」について、
フランク・ライトは「原点」と言い、
ドラッカーは「理想社会」を唱え、
スティーブ・ジョブスは「憧れ」と語り、
トム・クルーズは「誇り」と表現しました。
「外国で40年間暮らすと日本の良さがわかる」と白洲次郎が喝破した古き良き時代も、今や大いなる過去のことなのかもしれません。
折しも為替はどんどん円安方向に進み、それだけ弱い日本になりました。
今から数十年後に2020年前後を振り返ったとき、それでもあのころのほうがマシだった・・・と多くの人が想いを募らせるようにはならないでほしいものです。
未来に期待ができなくなったら面白くありません。
がんばれニッポン!とは言い古された言葉ですが、あらためて今の時代にこそ必要な声掛けなのかもしれないですね。