新1万円札の肖像が渋沢栄一に決まった当時、地元に当たる深谷市では万歳三唱が起きるなどの盛り上がりもあったと聞きました。
でも、最近は新紙幣の話はほとんど聞かなくなりました。
意図的なのかどうかわかりませんが、テレビで取り扱う機会もほとんどないような気がします。
ちなみに渋沢栄一は現・1万円札肖像の福沢諭吉よりも5歳若いようです。
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渋沢栄一は、江戸・明治・大正の三つの元号を生きたことになります。
投じはかなりすごいことだったと思いますが、考えてみれば今生きている年配者の多くは昭和・平成・令和という3つの時代を生きているのですから、人生というのはわからないものです。
また、渋沢栄一は、武士・官僚・実業家という3つの人生を送っています。
これも当時としてはかなり珍しいことだったろうな、と思います。
しかも、彼は武士としても一流、官僚としても一流、実業家としても一流であり続けたわけですから極めて稀有な日本人だと言えそうです。
彼が成功した秘訣の一つは、ひとえに魔人のような勉強にあった・・・と言われています。
そうした姿勢・いつまでも学び続ける意識・謙虚な努力態度・・・には現代人も見習うべきことが多々あると思いますし、実際、その姿勢がないとこれからの時代を生き抜いていくのは大変になるかもしれないですね。