「老後の2000万円問題」では、その前提条件の一つに「夫婦で月26万3,718円の出費」ということがあります。
この数字が自分にも当てはまるのか?・・・と計算してみると良いと思います。
よその家はどうでもよく、大事なのはあくまでも我が家の場合はどうなのか?・・・です。
自分でエクセルなり電卓を叩いて「老後、うちの場合は毎月いくら必要になるのか?」とシミュレーションし、その数字を基に「2000万円不足かどうかを検証」してみると良いと思います。
「老後の2000万円問題」で挙げられているのが夫婦2人で
食費:月64,444円
住居費:月13,656円
服飾費:月6,497円
交通・通信費:月27,576円
・・・などですから、実際に自分の家の家計に照らしてみると乖離しているところがたくさんあるかもしれません。
特に住居費に関して言えば、データは完全に持ち家(しかも一軒家)を前提としています。
ここでの根拠数字は固定資産税分の費用だと思われます。
持ちマンションだと固定資産税以外にも「管理費」や「修繕積立金」が必要です。
賃貸住まいだと「家賃」が必要です。
人は就労がストップして「年金生活」にシフトすると、同時に「貯金の取り崩し」が始まります。
「老後2000万円問題」では、政府が公的年金だけでは毎月5.5万円足りなくなりますよ~と事前に警鐘を鳴らしてくれていることだとも解釈できます。
自分たちの問題は自力で解決することが基本ですし、自分の身は自分で守る/自分の幸せは自分で掴む・・・ということを忘れてはいけないですね。
経済的に詰んでしまう前に、安全で快適な暮らしを守る努力をすることが大切だと思います。