これまで私は、収入の複線化を考えないとこれから大変なことになる・・・と何回も言ってきましたが、案の定というか、やっぱりというか、コロナ禍や物価上昇に伴って生活が苦しくなった実感を持つ人が増えてきたような気がします。
サラリーマンは社会保険料の料率も上がってますます手取り金額が減少しています。
最低賃金が多少上がろうと多くのサラリーマンの毎月の給料には影響がなく、同じ額面の給料だといつの間にか手元に入ってくる金が金額は減っている・・・というのが実態だと思います。
しかもその主な原因である少子化と高齢化はこれからが本番と言われ、ドンドン加速して進んでいきます。
自分の実収入(可処分所得)を増やそうと思ったら、今までとは違う意識で別の手立てを講じることが重要になります。
それがいつも言っている「出世」であり、「複業」であり、「収入の複線化」であり、「権利収入の確保」であり、「投資の実践」です。
逆の方向を向いて、会社内では出世も目指さず、何の副業(複業)も始めず、会社からの給料一本だけを頼りに生きようとし、就労収入しか源泉がなく、何も投資活動を行わないとしたら・・・、これはけっこうキツいことになると思います。
それが意味するのは「会社に全賭けをする」ということです。
悪く言えば「会社と心中する」ということであり、もし会社がコケたら立ち直れないことになりかねません。
いずれにしても、会社に縛られ続けて働く人生は「自由度が低い」です。
自由には選択肢の数が関係してきます。
自分がどのような状態、状況に置かれても、いつでもいくつかの選択肢があって(←豊かな状態)、その中から最適なモノを選べるということが自由ということです。
会社が傾いても別な収入の源泉を持っていたら、それは別の選択肢があるということですし、サラリーマンをいつでも辞められるという選択肢を持っているということは自由度が高いと言えます。
中堅以上の人(←つまりそれだけ歳をとっているという人)で、人事異動など何かのタイミングで)あまりやりたくない仕事をやることになったら、そこで選択肢が何も無い人はガマンして会社に従い続けるしかありません。
それは端的に言って「不自由な人生」ということです。
私の若い頃はバブル経済で日本経済が世界一元気でしたが、今ではもはや見るべきもなく、先進国では最低水準の賃金に落ちてしまったし、昔は「出稼ぎで日本に行け」だったのが今では「出稼ぎで日本から外国へ行け」に変わりました。
何とも残念な状態ですが、時代の変化に自らを適応させるしか生き抜く術はありません。
このような時代ですから、やはり、本気で出世/複業/収入の複線化/権利収入の確保/投資の実践などを意識して取り組むことが重要だと思います。