
村人10人の村でみんなそれぞれ100万円持っていると仮定します。
すると現金は計1000万円あります。
ある人が絵を描き、別の人に10万円で売りました。
Q. さて、このとき全体にはいくらあるでしょう?
10万円払った人は90万円となり、もらった人は110万円となるので、結局プラマイ0で合計でも100万円・・・なのか。
違います。
そこに時価10万円の絵があります。
つまり、90万円+110万円+絵10万円で、この2人だけで210万円分所有していることになります。
村には1010万円があるのと同じです(10万円分は現金でなく価値としてですが)。
例として「絵」としましたが、野菜でも衣服でも何でも構いません。
何かが創造されお金と交換されることによって「市場の富は創造され続け」ます(実際には減少もあるのでもっと複雑です)。
この原理がわかると/理解すると、ちょっと青ざめます。
お金は天下のまわりもの・・・とはよく言いますが、さらに言うと「お金は天下でまわりっぱなし」なのかもしれません。
お金に固執することなく、「天下でまわりっぱなし」だと認識し、富を創造するつもりでお金に対して取り組めば「お金を稼ぐ」ということがより身近に感じられるかもしれないですね。