
サラリーマンとビジネスマンとでは、お金に関する思考にちょっとしたズレがあったりします。
例えばインフレで物価が上がってくると、サラリーマンは「どうにかして節約しよう」と考えがちです。
ビジネスマンは「どうにかして収入を増やそう」と考えます。
節約しよう・・・という発想は、それはつまり、少しでも安いモノを探そうとする、ということに通じます。
これは、暗黙的に「自分の収入は変わらない前提」に立った思考です。
そうではなく、モノの価格が上がったならそれに見合う分だけ(あるいはそれ以上に)自分の収入を増やせばいいじゃないか!と発想するのがビジネスマン流です。
実際、その方向で考えるほうが物事は簡単に解決します。
それが資本主義社会です。
インフレ云々に関係なく、資本主義社会で幸せになるために最も適切な思考は、「どうやって支出を減らすか」ではなく、「どうやって自分の収入を増やすか」を考えることだと思います。
少なくとも、現役世代としてバリバリ働いているうちはこうした思考回路を身につけておくほうがベターです。
ここで重要なのは「じゃあ、残業時間を増やして残業代稼ぎでもするか」などとは決して思わないことです。
それはある意味では「逃げの一手」です。
逃げの一手を打たずに突き詰めていくと、必然的に「ああ、サラリーマンだけじゃ難しいな・・・」と気づけます。
少し大げさに言えば、そう気づいたときから新しい人生のスタートだと思います。
























