
昔から「無い袖は振れない」と言われます(意味は実際に持っていないものは出せない)。
実際そのとおりだと思います。
着物で袖がないのに袖を振ることはできません。
10万円を持っていないのに今すぐ現金で10万円を支払うことなんてできません。
私は現役時代、その「当たり前のこと」を財布に活かして自分が浪費しないように気をつけていました。
具体的に言うと、仮に給料日に手取りで30万円振り込まれたなら、別途用意しておいた封筒→「固定資産税分〇万円」「光熱費〇万円」「ネット代〇万円」「ガソリン代〇万円」「車検代〇万円」といったものにそれぞれの金額を仕舞い、最終的に残ったお金を「自分のお小遣い分」と見做し、それをさらに4分割して(←1か月を4週と計算して)1分割分だけを財布に入れていました。
給料が入った瞬間に、お金を「未来へ逃がしていた」わけです。
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人間の脳は、目の前にあるお金をつい「使えるお金だ」と認識してしまいます。
また、手元から消えた瞬間、脳はそのお金を「ないモノ」と処理してくれます。
給料をすぐさま各種封筒に切り分けて仕舞い込むことで私の手元から離れていきますから、脳は「ないお金」として処理します。
「使えるお金」と認識してくれるのは、手元にある「1週間分の小遣い」だけです。
これはかなり有効なやり方だったと思っています。
将来に支払いが必要となるお金を早々に切り分けておく(未来へ逃がしておく)と、実際その支払い時期になってお金を支払っても「お金が減った」とか「残高がなくなった」とか「損した気分」になることがありません。
目の前にあると、お金はヤバいくらいすぐに溶けてしまいます。
でも、最初から見えない場所へ移してしまえば、本来の用途以外に使うことはまずありません。
そうすれば、残ったお金は気兼ねなく使えます。
毎月、毎月、「今月も何とかしてお金を残さなくっちゃ!」と考えるよりも、最初から目の前から消しておくほうが気持ちが随分ラクになると思います。
























