不動産投資でまず第一に留意すべきことは「立地」です。
不動産というくらいですから、土地や建物は動かすことができません。
動かさずにそこに置いたまま(あるがまま)の状態で、かつそこから収益を産みだすことが求められます。
そうしたとき、もしも東京で不動産投資を考えるならまず立地を踏まえて、次にその場所の特性をある程度理解しておくことも大切となってきます。
その場所の特性に合わせて需要を読み、需要がたくさんあるものを供給するという発想が大事です。
不動産投資も一種のビジネスですから、「ビジネスはまず顧客ありき」を適用させるわけです。
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たとえば、東京の渋谷区や新宿区といった「繁華街」が存在する区では30代・40代女性の未婚率が他に比べて高い、という特性があり、約半数が未婚のようです。
そうすると、物件はファミリータイプよりも単身者向けの物件のほうが需要アリ・・・となります。
反対に現状でファミリー向けの需要が多いのはたとえば江戸川区などです。
こちらは同じ女性の未婚率が25%以下で、さらに言うと江戸川区の出生率は全国平均を上回っているというデータもあるようです。
需要に合わせて供給を考えるほうが第一次的な失敗確率を減らせます。
加えて、将来の需要をも読むことが重要です。
今がどうであれ、将来が今のまま続くという保証もないからです。
投資にはリスクが付きものです。
そのリスクをコントロールして失敗する確率を下げながら、収益をあげることを楽しむことが大事ですね。