広い意味での「投資」で言えば、「最初に投じたお金が最後(最終的)にそれ以上のお金になって手元に戻ってくること」・・・が大事です。
ところが、その「最後」をいつに設定するかがなかなかできないことと、特段設定する必要性も薄いことから「広い意味での投資」を「(狭い意味での)投資」と「投機」に分けて、それぞれに言葉の定義づけをしているのが現状です。
「投資・・・インカムゲインを求めること」、
「投機・・・キャピタルゲインを求めること」です。
そのため、これら「投資と投機」の両方が組み合わさったとき、一番最強の「(本来の)投資」になります。
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不動産投資で、投資と投機を考えることは「収益性と資産性」を考えることに通じます。
投資・・・収益性であり、投機・・・資産性です。
不動産投資で投資すべきエリアは、収益性と資産性のバランスから考えることも大事です。
平たく言えば、収益性とは利回りのことで、資産性とは将来に渡っての財産価値です。
ただ、そこに需要と供給の関係が入り込んでくるために、収益性が高いエリアは資産性が下がり(=地方物件)、資産性が高いエリアになると収益性が低くなる(=都心物件)というトレードオフが起きてしまうのが難点です。
その難点のバランスを自分なりに納得のいく判断をして物件購入することが不動産投資家に求められます。
投資と投機のタッグで財資産を保有することができたらそれは一番強い投資をしていることになりますので、その状態を目指して日々研究するのも良いと思います。