不動産投資において、「収入の口」というときと「収入の柱」というときでは、意味が若干異なります。
「収入の口」というのは、単に収入をもたらしてくれるお金の源泉を指します。
金額が少なくても、毎月収入を自分にもたらしてくれるならそれは「収入の口」と言えます。
たとえば、ワンルーム一戸だけの家賃収入などです。
「収入の柱」とは、そうした収入の口が複数集まって構成されたようなもので、それがあれば日々の生活に不自由がなくなる程度の金額になっているものを指します。
たとえば、数十戸分の家賃収入などです。
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一つ限りの収入口に頼ることはキケンです。それは不動産投資だけでなく、すべてのビジネスにおいても同様です。
一つだけに固執するとそれが倒れたときににっちもさっちもいかなくなります。
「複数の収入の口」を持ち、それらをもって「収入の柱」としておくことが、これからの時代を生き抜くため必要になると思います。
つまり、サラリーマンも一つの会社からの給料で安心していてはいけない・・・ということです。
給料は一つでも良いのですが、それ以外に収入の口をつくり「柱を持つ」ことが大事です。
収入の口が3つくらいあると、かなり経済的に安定度が増します。
ただ、その3つもいずれは入れ替わっていく可能性があると理解して、たゆまない模索を続けていく姿勢も大切です。
いずれにしても「収入の口」を「収入の柱」に変えていく意識だけは持っていたほうが良いと思います。