銀行というのは昔からお金を貸してくれそうでなかなか貸してくれない・・・もので、「晴れた日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる」・・・と揶揄されてきました。
それくらい石橋を叩けるだけ叩きまくって、それでもそう簡単にはその橋を渡ろうとしないのが銀行という機関なのかもしれません。
そんな銀行ですが、唯一簡単にお金を貸してくれるときがあります。
それは「ちゃんとした担保をとれるとき」であり、言い換えれば「保証人がしっかりしているとき」や「不動産の抵当権を設定できるとき」です。
これなら「貸し倒れ」になるリスクがヘッジされるので、渋ちんの銀行であっても割と簡単に融資に応じてくれるわけです。
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借りたお金は必ず「返す」ことが大原則です。
また、返すには「利子」をつけて返さなければいけません。
だからこそ、借りたお金は「借りた以上に増やしておく」ことが必要だ・・・とも言えます。
むしろ、これを前提に借りるのでなければ意味がないと思います。
間違っても、借りたお金を消費に回して雲散霧消で使い切ってはいけないです。
それだと「返す」ことができなくなるからです。
つまり、お金を借りる(=融資を受ける)なら、そのお金を使って(投じて)毎月の返済額以上のお金を稼がなければいけない・・・ということになります。
そもそも借りるには「しっかりした保証人付き」か「融資額に見合うだけの不動産」が必要なのですから、これらを合わせて導かれる答えは一つで、「借りたお金を使って事業を行ない、その事業で稼いだお金の中から返済していく……」ことが理に適う行動になり、さらに極論を言うと、「借りたお金で不動産を購入し、その不動産を貸し出して、銀行への返済額以上の賃料を取る」……です。
これだと、お金を借りても失敗することなく返済していく道筋が立てられます。
いずれにしても、借りたお金は消費にまわすことはせず、投資活動に向けることが重要だということを社会人はみんな知っておくと良いと思います。