お金に意思や心は無いですから、放置していたらお金が勝手に増えたり減ったりすることなんてありません。
物理的にお金が増えるのは、あくまでも「人の手」を介した後であり、物理的に減るのも「人の手」を介した後です。
「物理的に」と言ったのは、インフレやデフレといった世の中の趨勢によっては、お金自体の物「概念的変動」が生じることがあるからです。
この概念的変動は、別名「価値の変動」でもあります。
いずれにしても、お金はいつだって「人の手」を介して増減するものであり、「人の手」を介して自分の元へやってきます。
いつでも、どんなときでも、お金を動かすのは人間だ・・・ということです。
だから、人との縁を大切にすることは大事ですし、他者と触れ合う縁を常に意識しておくことも大切だと思います。
人に会わないと(=交わらないと)、やがて「金運」が衰退していくかもしれません。
人との「出会い」をつないでいくと自然と「縁」ができ、「絆」が生まれます。
また「お金は天下のまわりもの」・・・と昔からよく言われています。
これを真理だと解釈すれば、お金を自分の手元にずっと貯め込んで蓄えておくばかりというのはちょっと考えモノです。
たまたま「今時点」で自分の手元にまわってきた・・・なんとありがたいことか!・・・と感謝しつつ、いずれそのお金を手放して適切に使うことを自分に約束すること姿勢も大事だと思います。
そのとき、「お金を使うとお金を失う」というネガティブな気持ちを持たず、「お金は天下のまわりモノだから次の人のところへ行っただけ・・・」と考えると良いと思います。
つまり、自分のお金は「たまたま今時点で」自分のお金だというだけのことであって、「本来お金は誰のものでもない・・・」と信じるわけです。
そして、自分が適切なお金の使い方をしたなら、(お金は決して失ったわけではなくて)やがて必ず仲間(=お金)を連れて再び自分の元へ戻ってくる!・・・・・・と思うことが大事です。
正しい使い方さえしていれば、いつかカタチを変えて、さらに大きくなって(=増えて)、自分のところに帰ってくる(まわってくる)・・・という発想が、お金に対する執着心から自分を解き放してくれます。
実際、私が不動産投資(不動産賃貸事業)をしているとき、
1.不動産を買う(←お金を使うけど、お金を失ったわけではなく他へまわっていっただけ)
2.家賃収入が入ってくる(←再びお金が仲間を連れて自分のところへ帰ってきた)
・・・・・・という意識でいます。
あるときからそう思うようにしているので、気持ちがずいぶん楽になりました。
お金への執着心を持たないように生きていく姿勢もまた大事なことだと思います。