「借金には良い借金と悪い借金がある」とはよく言われることです。
良い借金 → 投資のための借金
悪い借金 → 消費のための借金
まずは借金の原因・本質を分析し、消費のために借金をしていたり、生活費の一部としてお金を借りているようなら「生活水準を下げる」ことが大事です。
そのうえで、早く借金を返済し、リセットの状態に持っていくことが重要な方向性となります。
リセットとは「ゼロの状態にする」ことであり、すなわち「借金がない」という状態にすることを意味します。
投資をするならそれからです。
生活水準を管理できない人は、投資を管理することなんてまずできません。
車のローンやカードローンで借金をしているなら、一部でも早く繰り上げ返済を行ない、早く返し終わるように努めることが優先です。
クレジットカードのリボルビング払いなどは即刻止めるべきです。
クレジットカードの使い方に関しては、一括払いの選択肢しか持たないようにすることがヘンな借金をしないためのコツです。
いかなる種類のローンであっても、それが消費に関するものである限り、そのローンが残っているのに株式投機・投資を開始するのは、間接的であれ、借金をしてギャンブルをするのと同じです。
たいへん危険です!
クレジットカードでリボルビング払いを使っている人が株式の売買差益を狙うのは、借金で投機に手を出すのと同じことです。
繰り返しになりますが、投資のための借金は良しとしても投機のための借金はうまくありません。
まして、消費のために借金をしている状態であれば、順番としては「まずはその借金を解消する」という意識を持つことがかなり重要な選択肢だと思います。