コロナ禍も時間が過ぎていくうちに、たとえ陽性反応が出ても従前ほど慌てない、気にしない・・・という風潮が何となく生まれてきたように思えます。
社会経済活動を優先するという選択肢を取っている人や会社が増えてきたように感じます。
今後、日本経済全体が不死鳥のごとく蘇ることを期待したいところですが、そうは言っても一朝一夕で結果が出るのは無理な話でやはり何事も「時間がかかる」ものです。
家計レベルでみても、コロナ禍で傷ついた家庭は多く、今後ますます「破綻しない/ゆとりある生活を送る」ということに意識を向けることが大切になりそうです。
そのためにも、会社の給料に頼らない/他の収入源を持つことなどがやはり重要になってきます。
時代はインフレ・・・世界的に物資不足・・・金利も上がりそうな風向きです。
「今」だけを見て云々と語るのではなく、「少し先と遠い未来」を視て語る姿勢が重要です。
「今」を語るのは簡単です。
誰でも「今」を見ることができるので、誰かが語っている「今」が正しいかどうかがすぐにわかります。
でも、大事なのは「未来」です。
そして、この「未来」はまだ誰も見ていないことなのでいま語られてもそれが正しいか正しくないかの判断がつきません。
人は自分によくわからないことを話す人を敬遠しがちです。
だから、「未来を語る人」よりは「今を語る人」のことをついつい信用しがちですが、いつの時代も「今が永遠に続くことはない」のが真実です。
「今だけの話」につられて信じてしまうと、そう遠くない先の未来で思わぬ変化が生じ、しっぺ返しを食らい、後悔をすることになる恐れ大です。
投機・投資でもビジネスでもそうやって失敗してきた人をたくさん見てきました。
要は「今しか見ていない/今がこの後もずっと続くと錯覚している」ことが主な失敗要因なのですが、訓練を受けていない多くの人はこの悪習慣から抜け出すことがなかなかできないようです。
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不動産投資は、物件購入時に正しい選択を行えばその後はほぼ安定的な権利収入を取り続けることができます。
大事なのは「今だけ」を見るのではなく、「少し先/遠い未来」をも視野に入れて長い時間軸で視ることです。
不動産投資はどうしても金額が高額になりますから、人は自分に甘いことを言ってくれる人を信じやすくなり、自分に厳しいことを言う人を避けがちになります。
その結果騙されてかえって失敗する・・・という憂き目を見ないようにしなければいけません。
そうならないように「今だけの話だけで判断しない」という姿勢を崩さないことが肝要です。
お金のことは学校では教えてくれないので、自分から情報を取りにいき、判断基準を自分なりに設けるしかありません。
妻子ある人は大切な家族を守るためにも下手な詐欺話にひっかからないようにすることが大切です。
成功されている投資家の方は、こうした哲学を自分なりのものとしてしっかりと持っている人が多いと思います。
ヘンな営業トークや他人の1億円も2億円も稼いだという話には耳を傾けず、自分の人生に必要なことは何か?を優先して考えると良いと思います。
そして本当にそれが必要であれば、それを達成するのに不動産投資が必要になるのか?他の方法で転用ができないか?と考えてみることも大切です。
不動産投資は適切な判断基準を持ち、それを守っていけばそうそう失敗することはありません。
重要な基準を持たなかったり、持っていてもブレてばかりいたら失敗するのも頷けることです。
踏み出したくてもなかなか踏み出せない人は、自分の投資目的や判断基準などを再考し直してみると良いと思います。