
人は「感情の動物」なので、目標未達成が何回も、何カ月も、何年も続くと、ちょっと気が滅入ってしまいます。
失敗の習慣が身についてしまい、「次もまた無理かな・・・」とつい弱気になってしまいます。
やがてチャレンジ精神すら失いかねません。
目標設定が高すぎる・・・のか、それとも単に自分の努力不足・行動力不足なのか?
原因分析は大切ですが、別の観点で言うなら、では逆に「どうやって目標を設定するのが良いか?」・・・という問いかけをしてみることも大切です。
そして、そこで浮かび上がってくる回答の一つがこうです。
それは「目標を点ではなく、線や面で立てる」ということです。
「点」というのは唯一無二の存在です。
線や面であれば守備範囲が広がり、唯一無二ではなくなります。
例えるなら、大学入試で100点満点を目標に設定するのではなく、合格ライン(80点~100点)を目標に置きつつ一応は高得点での合格を狙う・・・といった感じです。
これなら100点を取れず85点だったとしても「目標達成!」となります。
ダーツの的(まと)で、直径数センチの中心ど真ん中に当てることを目標に置くのではなく、次のゾーンでも十分だ・・・と緩めに目標を設定しておくような感じです。
こういう目標設定の仕方をすれば目標達成できる可能性が高まりますし、目標達成できると意欲も上がり次へのモチベーションも維持しやすくなります。
失敗ではなく成功の経験・習慣がつくので、「次もまたできるのではないか」と自信も湧いてきます。
来年の目標設定を考える時期なので、その一つのヒントになれば幸いです。
























